高齢者におけるPD PartU −導入時指導のポイント− (1/2) |
PD導入時の看護に焦点をあて、特に高齢者の特徴を踏まえた指導時の留意点についてまとめました。
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高齢者の特徴
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●身体的特徴
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【感覚機能の低下】
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| [視覚] |
60歳代の約70%、70歳代の約90%に老人性白内障がみられ、視力低下とともに、コントラス
トの見分けがつきにくくなる。
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| [聴覚] |
老人性難聴では高音域の聴力から低下する。中耳・内耳機能の低下に加え、音を分析・理解する
大脳の働きも衰える。そのため、音は聞こえるのに話の内容の聞き分けが困難になる。
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| [触覚] |
皮膚感覚の衰え
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【運動機能の低下】
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手指屈曲・握力の低下、動作緩慢、細かい作業能力低下、身体バランス感覚低下
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【その他機能低下】
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伝達速度の低下、記銘力の低下、生理機能の低下
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●精神的特徴
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不安(孤独感)、無気力(気力の衰え)、依存、自尊心の低下(ひがみ・愚痴・自信の低下)、悲観的、情緒の変化、生きる目的の喪失
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●社会的特徴
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家庭内での役割の喪失・変化、社会との接点が減少・孤立、経済力の低下、余暇時間の拡大、生きがいの喪失、生活圏の縮小
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導入指導時の留意点
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●精神的特徴を踏まえた対応
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【傾聴と受容】
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- 透析導入に伴って起こる悲しみや怒りといった感情を、患者様が充分に表現できることで、『受容への過程』に進みやすくなります。
- 患者様が元気だった頃、活躍していた頃の話に聴き入ることは、弱者となったと感じている患者様の『自尊感情や意欲を高める』効果があります。
- 患者様の“つまらなさ”や“あじけなさ”といった平板な感情も、グチなどとして充分に話すことで発散され、『活気を取り戻す』ことにつながります。
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【分析よりも具体的な指導 】
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- 患者様の性格を分析し、ゆがみを指摘したり、状況を自分の力で変えていくようアドバイスするよりも『改善のためのより具体的な方法を提示したり、指導する方が効果的』です。
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【本来もっている能力を引き出す】
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- 高齢者自身の持つ残存能力や経験が見直されてきています。それらを充分に引き出せるような機会の提供や関わりが指導効果を高めるといわれています。
- 同年代、もしくは年上のPD患者さんが元気にしている姿を見たり、話を聞いたりすることで、「自分もやれる」「私より年上の人がやっているのに負けられない」などの意欲がかきたてられます。
- 簡単でよいので具体的な目標を設定し、達成することで自信や満足感につながり、更なる意欲に結び付きます。
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